5月5日の記事

Billy Goat

2017年05月05日 08:59

このブログでも自転車での練習ネタを書いているのですが、
こちらの記事も読んで下さい。他所の話というわけではありません。

http://cyclist.sanspo.com/331722


 ヒルクライムレースに出る前に『上り走行練習』以外でやっておいた方がいい事、慣れておいた方がいいと思われる事を今回は書いていきます。
 
※実際に今までレース中、連習中に起こった事を元に書いていきます。
 


○スタート、ストップの練習

 シューズを固定するビンディングペダルの人は必ず慣れておいて下さい。
速くスタートしようとして焦って、キャッチミス(シューズをペダルにはめられず)してシューズが滑って転倒。は起こります。
 また、ストップ(急停止)時でも焦らずシューズを外せるように。
 走行中、前の人がボトルを車体に戻す時にミスってボトルを落とし、拾おうとして急停止、なんてことも。(その地面に落ちたボトルを自分が踏めば前輪がスカッと滑っておそらく落車します)

○走りながら(漕ぎながら)飲み物、食べ物を飲食する練習

 ヒルクライムレースだと坂道を走行している低速で飲食が必要になります。平坦だとペダリングを止めても良いですが、上り坂だと低速走行になっている所にさらに片手走行となる為、フラフラ蛇行になりやすく危険です。
 車体からボトルを取る時は下を見なくても取れる位には慣れた方がいいです。コースの状況が解るなら、坂の傾斜の緩い所で補給するというのも手段の一つです。

○下り走行の練習
 
 ヒルクライムレースはゴールした後は自走で下山となりますが、レーススタッフの方が先導をして何十人かのグループとなって数分おきとかに分かれて下山していきます。
 はっきり最初に書いておきます。下山はレースではないので、スピードを出す必要は全くありません。無理に前の人についていこうとは絶対に思わないで下さい。
 これは実際にそうなのですが、ほとんどのレースで下山時に落車事故が起こっているそうです。
 慣れていない最初は出来るだけグループの後方で下山した方がいいかと思います。
(※グループ分けの時に一番コースの左端にポジションをとり、自分が前の方に居ても後の人に「先にどうぞ」と伝え、先に行ってもらう)
 走り始めたら無理にペダルを漕ぐ必要はありません。下り坂なのでほとんどブレーキを掛けっぱなしになります。※矛盾するような話ですが、ブレーキ掛けっぱなしで下っていて、リムが高熱になり、チューブがバーストしてる人を見た事があります。
 ずっと掛けっぱなしにはせず、先の見通せるような余裕がある時はブレーキを放し冷やすように。
 下る前に先導員から言われると思いますが、ブレーキを掛けて続けて疲れたり、指が痺れてきたような時は無理をせず、コースの左端に寄って止まって休みましょう。※ハンドサインが出せれば良いですが、手を放すと危なそうなときは周りの人に『左によって止まりまーす!』と大声で伝えて下さい。
 実際の下山時では必ず複数回先導員が停車して途中で休憩します。そのときもハンドサインを出すか、声を出して周りの人にも停車するのが解るように。
 前を見ず、下を見て走っていると追突します!ホントに
。 

 曲がる時はコーナーの内側のペダルは上(上死点)にする。これはペダルが地面に接触しての落車を防ぐため。
 また、9や3時方向の横にしていると、ハンドルを切った時に前輪にシューズが当たり落車の原因になります。

※この辺の下り走行の注意やハンドサインについてなんかはちょうど今月号のとある自転車雑誌に特集でやってるので、そっちを見てもらっても良いかも…

○整備の方の話ですが、正しいタイヤへの空気の入れ方とチューブ交換の技術を身につけましょう

 普段ルーズなのに「レースで走るのだから高圧で!」と一気に空気を入れると、バルブ口付近でチューブが噛みやすくバーストします。
レーススタート前の朝の集合待機時にほぼ必ずバーストさせる人が居ます
『ゼッケン○○番の方~、タイヤがパンクしているようなので御確認をお願いします~』と恥ずかしいアナウンスをされますので。
 
 その際にもチューブ交換が出来なければ出走できませんから!
※集合場所にはピットサービスが大抵あって修理してくれるかもですが、無料かどうかは不明。また、バーストした時の衝撃でタイヤが裂けたり、車輪に振れが出たり、リムが変形することが有り、リム即死なんてことも。

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 文字ばかりの記事ですが、自分一人で転倒したからって済む話でもありませんし、他人を巻き込んでだと尚更です。
 場合によってはレースそのものが中止、来年は開催せず。なんて事もありえますので、『エントリー費を払えば、競技ライセンスなど持っていなくても手軽に参加できる。』確かにそうなのですが、ルールやマナーを知らず、守らずで走っていい訳ではありません。







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