さて、さて、さて、前回から続きで戸狩スキー場の『雪ちゃり』の後半、スノースクートをメインに書こうかと。
スノースクート自体はいろんなスキー場によく行っている兄や従弟に聞くと『たまに見る。』『妙高の方だとレンタルもやってるみたい』って事で、
戸狩スキー場では公式HPの『よくある質問』の所に『スノースクートは滑走可能ですか?』→『全面滑走可能です』って書いてあったので今回の自転車と共に滑ろうと車載していった。
※スノースクートの情報を載せてるサイトで全国の主要スキー場での滑走可否が見れたりします。行きたいスキー場に直接電話で問い合わせるのがやはり確実。
そして、このスノースクート(と自分は書くけど)、呼び方もメーカーによって『スノーモト』等と呼んだり、形状も立って乗るもの、座って乗るもの、自転車の車体のタイヤが付いたまま板をアタッチメントで取り付けて有るもの、大人用、子供、キッズ用と様々なので『どんな形で、誰が乗るのか、滑走経験の有無』も問い合わせ時に伝えた方が良いかと。
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スノースクートについて完全に私的見解(あまり他サイト、最新情報は見ていません)で書いていきます
(ちなみに自分はスノーボードは全くやった事が有りません。スキーの情報知識も20数年前で止まってます。)が、スノースクートの作りはやはり自転車に近い感じで、フレーム素材は鉄(クロモリ?)とアルミの2種がメインのよう。
フレーム素材でのメリット、デメリットはこれも自転車のフレームと同様。
自分が購入したのは鉄フレームの物。アルミフレームで新品だと¥10万位はするらしい。ちなみにこの車体は(板付きで中古)¥1万。(昔は数千円~で多くオクに出ていたが、認知度が上がって価格も上がってきてる)
鉄フレームだとアルミに比べて価格も安くエントリー向け。(アルミ車体を持った事は無いが)やっぱり重い。丈夫そう(BMXのフレームが鉄が主流なのはそういう事なんだろう)。
実際に滑った感想を先に書くと、
『エンジンで動くわけでも、自転車と違ってペダルを漕ぐわけでもなく滑らせるだけなので重くても普通に滑る分には重さは気にならない。てか、重いから速度出やすい?』
ただ、リフトに乗ってる時は車体を手や足で落とさないようにしてないといけない(車体とはビンディングでシューズを固定しているのではなく一応バンドが有るけど、ほとんど揃えて乗せているだけ)のでその時には重さは感じる。
リフトに乗っている時はこんな感じで足に挟んでた。(※最初は足で挟んでましたが、耐荷重50㎏のカラビナを使うようにしました)
フレームへの板の取付位置やブッシュの素材、板の幅、厚さ、素材等のセッティングをやっていると、もの凄い深みにハマりそうなので考えない事にする。
安全装備として『リーシュ』(流れ止め)は必須かと。※ゲレンデによっては付けていないと滑走不可の所も有るよう。速度20㎞/h~位出てる自転車みたいな物体が他のスキーヤー、ボーダーに直撃したらどうなると思いますか?って事で。ビンディングで足と固定されていないので転べば直ぐ流れてくからね。
一番上の写真でフレームに繋がっている黒いコイル状のがリーシュ。
自転車のワイヤーロックみたいな形状で、この車体に最初から装備してたのはダイヤル式のロックも兼ねていて、フレーム側にもボルト穴が有ってワイヤーを取り付けられるようになってる。
ダイヤル部分はケースに入れられるようになってて、足にベロクロで巻き付けられるようになってる。
あと、
ヘルメットは被っときましょう。自転車と同じでインナーキャップ被ってヘルメット被ればそれだけでもかなり防寒にもなるし。
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一応、雪ちゃりの受付の時に『今日は自転車とスノースクートも持ってきてるんですが、雪ちゃりのゲレンデで滑走可能ですか?』と尋ねたら、『スノースクートはスキーやボードと同じ扱いになるので普通に全ゲレンデで滑走可能です。逆に雪ちゃりゲレンデは自転車専用なのでスノースクートでも滑走は不可です。』
『雪ちゃり用のリフト(オリオン第一ペアリフト)に乗ってもらってリフトを降りたら右側のコース(マップでいう所の『白樺コース』なら雪ちゃり用のリフト券のまま使って滑れます』とのこと。
スノースクートで別のコースも滑れるけれど、雪ちゃり専用リフト以外に乗る場合は別料金みたい。(雪ちゃり用のリフト券には『オリオン第一ペアリフトのみ使用可』って書いてある)
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ハンドル部分を持ってリフトに乗り、上へ。
(『どうやってリフトから降りればいいんだ?』と、一瞬考えた。。。板と足が固定されていないのでイマイチ降りにくいと自分は思ったけど)
リフト降りて右側の『白樺コース』。やっぱり真っ白で分かんねー。
雪ちゃりコースと違って(大勢ではないけれども)他のスキーヤー、ボーダーの人が居るので、
上から人が来ないのを確認してからスタート。実に20数年振りに滑る。
スピードが出ないように横方向にスタートするが、
『サー』っと自然に滑る。
『おっ、おー♡』と思わず声が出る。そして曲がるためにハンドルを切る・・・
が、曲がらない!オーバーステアで(スピンして)回転しそうになる。スピードが出てないので怖くはないが、
『??直ぐカウンター当てないと曲がらんのか?』と思ったけど、ハンドルで無理に曲げようとせずにヒザを曲げて若干エッジを立てて(板を傾けて)やると曲がる。
『あー、なるほどねー』っと何となくで曲がれた。
何回か曲がってたら、曲がるにも2つの方法が見つかって、
1つはハンドルを切って直ぐカウンターを当てて前板のエッジを使って後ろのエッジはあまり使わず曲がる方法(普通にバイクでいうところの2輪ドリフトだなコレ)と、もう1つは
ハンドルにはほとんど力を入れず、切ることもせず、『両の手はそえるだけ…』でヒザを曲げて少し腰を落とし、イン側に荷重して後ろ板のエッジを使って曲がる(ハンドルは勝手に切れてくれる)方法。(技名は分からんけどスキーでの曲がり方と同じような感じ?)
1本目下り終わり。
『ナニコレ面白れー!』
自転車の方だと雪が柔らかいせいか、タイヤが細いせいかスピードが上がりにくいが、こっちは『滑る』なのでスイスイ動く。前にも書いたけど、『重力で滑らせるだけ』なので車体の重さは特に感じない。
何本か繰り返し滑ってたが、まだそんなにもスノースクートは普及してない為か他のボーダーの人に『うぉ、なんだアレ』と指をさされる始末。
慣れてきてスピードが上がってくるとスキーで滑ってるのと同じ風切り感が有り速い、速い。そして調子に乗ってたら車体の動きに体が付いていかずエッジを立てるのが遅れてスピンして吹っ飛ぶ・・・っと。
普通に滑ってる分には良いが、ポール立てての回転系の競技みたいな滑り方は難しい。狙ったラインで小さく速く曲がるのがまだ出来ない。この辺が軽いアルミ車体の方がやっぱり曲がりやすいんかな?(ジャンプはビビリミッターが効いててやってません。一番斜度が緩いコースなのでコブやジャンプは無かったかも)
何本滑ったか分からないほどやったが、あっという間に(リフト券の)時間切れ。撤収準備に。
受付時に借りた(雪ちゃり用の)紐バンドの返却を忘れずに
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雪ちゃりの方も楽しかったが、もうちょっとコースが硬く締まってれば走りやすかったかも。路面硬いとスピード出過ぎてそれはそれでヤバいが・・・
コースが直線的で約600m位なので、ガチ漕ぎしてハイスピードで下ると1~2分かからず下れちゃうので、他ゲレンデへ行くための連絡通路みたいな斜度が緩いところでいいので林間コースみたいな所とか色々少し圧雪で硬い路面で走れたりすればなーってリフト乗りながら他のコース見てて思った。(『自転車で走ろう』じゃなくて『滑ろう』って考えてる自分がダメか?)
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午後の自分がスノースクートやってる時は自転車の人も増えきてて雪ちゃりコースも複数走ってた。車体も装備もレンタル(走行ガイドさん付もあるみたい)もやっていますので、初体験、手ぶらでも雪ちゃりは走行できます。(その分レンタル代はかかるけど)
ファットバイクの直滑降走行超速ぇー!・・・って止まれるんかな?アレ・・・
スノースクートが面白かった。次は自転車と合わせて一日中滑るつもりでやろうかと。
※『雪ちゃり』の『ちゃり』は平仮名表記なので、カタカナで書いていた部分を出来る所は修正していきます