『週明け月曜日の夜から火曜日にかけて警報級の降雪の可能性有り』とは天気予報では言っていたものの、『火曜日の朝は起きたら真っ白なんじゃろか?』と覚悟していたが、そんな事は無く風は強いものの雪は積もる事は無くしかも朝から気温が高いため直ぐ雨になってしまった。
 市街地は雪にならなくても自分は良いが、スキー場には降ってくれ…
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 さて、さて、さて、例年なら自転車(ロード)は春まで冬眠、ってとこだけど、今年は雪も降らず気温も高めってことで組み立てたディスクロード車の試走をすることに。
この時期に山を上れるとは思わなんだ


 時系列的には書いてるのが前後しちゃうけど、試走した後にバーテープを巻いて重量を計ったが、実質的に走行できる完成車状態での重量は8.53㎏。
 ボトルケージ2個、ペダル、サイコン、サイコンマウント、ベル、後リフレクター有りでの重量。
この時期に山を上れるとは思わなんだ


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 走ったのは先週で、バーテープを巻く前のポジション確認ってことで走った。
 走ったコースは篠ノ井橋→千曲川CR→斉の森交差点から姨捨駅へ上り→千曲川展望台まで。
 千曲川展望台まで上って帰り道は403号を下ろうと思ったが、上ってる最中の日陰部分の路面が湿っていた為、日陰部分が多い403号だと霜や塩カルが撒かれてる可能性が高いので日当たりの良い来た道を戻る。で
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 とりあえず千曲川CRを南下。風はほぼ無し。30㎞/h目安で走行。車重自体が重いってのも有るが、組んだばかりでグリスがなじんでいないので、ハブ、クランクの回りが重い…
※1/13のシクロクロスレース以後、全く自転車に乗ってない+防寒装備で動きづらく、重いってのもあります。
 グリスなじませる方向で回す感じで、ガチャガチャシフトも動かし、ブレーキも掛けたり放したりの慣らしをやってきながら姨捨方向へ。
 
 まずヒルクライム用の車体より絶対的に重量があるってのが最大のマイナスポイントだけれども、反面グレードの低いフレーム(フレームの詳細はまたで)って事もあって?柔らかいからか、乗り心地は良い。サイクリングロードの舗装の繋ぎ目等を通過してもアルミフレームの『コン、コン』ともヒルクライム用のカーボンの『コッ、コッ』とも違う『モッ、モッ』って訳の分からん擬音での表現だけれどもフレームとハンドルで振動を吸収?分散?してるので自分の体にはあまり振動が来ない。
 
 ヒルクライム用の車体のハンドルバーはアルミだが、今回使ったカーボンハンドルはポジションも合うのでヒルクライム用のもコレに換える予定。腕を乗せるハンドル上部もやはりフラットになっていると腕とバーが点接触じゃなく面接触となり、滑らないのでやっぱ楽。 
この時期に山を上れるとは思わなんだ


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 斉の森交差点から上り開始。距離2.4㎞、平均勾配7.5%。
 心拍数が170~と上がって真面目に上るけど、やっぱ重い。。。
ヒルクライムシーズンでの練習走行ならココはチェーンリングアウターで上ってるが、今日は早々にインナーへ落っことし…あ、この車体にはパワーメーターは付いてません
この時期に山を上れるとは思わなんだ


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 最初の坂区間を上って姨捨駅前の平坦部で脚を休ませ展望台までの上り 距離0.9㎞ 8~17%の勾配 平均勾配11%の区間へ。
この時期に山を上れるとは思わなんだ


 ここは普段ならフロントチェーンリングアウターで上り始め、半分くらいまで行ったらインナーに落とす。だけど、今日は最初っからインナーで上り始め。
 『えっほ、えっほ』踏んでも普段よりどうにも遅いが、それでも踏めば進んでる。(空回ってる感、力が下方向に吸われてる感は無く、前に進んでる)
 フロントはインナーに落としてはいるけど、スプロケの方は重いギヤにしていつものようにダンシングで行ってみる。自分はあまり車体を左右に振ったりフロントをこじったりなダンシングはしてないと思うけど、体重70㎏近い人間が17%位の勾配でダンシングしてもBBから『パキ、パキ』音がしたり、ブレーキパッドとディスクローターが擦れて『シャリ、シャリ』鳴ったりはしない。それなりに丈夫には組んであります。
 千曲川展望台に到着ー。(…止まって休憩はしないから写真は無いよ)
 『ま、予想通りリムブレーキのヒルクライム用の車体みたいに走る』って訳もなく、タイムも出ないわな。(この時期、このコンディションでタイム出てたらヤバいが)
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 『ポジションはこれで良さそうだなー』ってことで帰ってバーテープを巻く。
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 で、別の日の話になるけど『じゃあ、雪が無いって所で茶臼山でも上ろうか』と。
 茶臼山へ。信里小か川カンへ行くかで分岐するY字の先の所がいつも日当たりが悪いのでそこが霜が残ってるようならそこまでって事でスタート。
 普段なら動物園の有る表側ならフロントアウター縛りでイケるけど、今回は中間の材木所~宅老所の辺でインナーに落とす。そこを通過後は動物園手前のストレートの所で再度アウターに入れ、路面状況も悪くなかったので頂上の信里小まで。
 下の火の見やぐらまで下ってきてUターンしておかわり。2本目は(速度は全く出ないものの)アウター縛りで上まで行けた。『おぅふ。2本目で疲れてるはずなのにそれでもなんとか踏んでいけるんじゃん』っと。
 下り走行中は軽いギヤでクランク回してクランクのグリス飛ばしで。ある程度回転部も馴染んできたので帰りの平坦路は組んだ直後に比べてかなり回りも軽くなったな。
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 ちょいっと乗ってみてのディスクロードの感想としては・・・
 
 〇『ジャンルを細かく分けなきゃダメなのかなー』と。
 ロードバイク(っぽい)所からシクロクロス、グラベルロードと分かれたように『ロードバイクのヒルクライム向けのリムブレーキ車』と、『ロードバイクのロードレース、ロングライド向けディスクブレーキ車』ってふうに別物として分けなきゃなのかと。
 ヒルクライム(レース)として考えると、『ヒルクライムレース』ってのが上り坂を走って上りきるタイムを競うレースなので、以前書いた通りどうにも上ってるレース走行中は(基本的に危険回避をする時位しか)ブレーキをかけないからディスクブレーキの恩恵がはっきり言って全く無い。『雨の時でもよく効くディスクブレーキ』っていっても雨のレースでもそもそもブレーキをかける事が無いのでそれもメリットにならない。レース終了後の下山はゆっくり下れば良いだけの事。
 (細かくいうと自分の出てるヒルクライムレースだとツール・ド・美ヶ原ではスタートして最初信号を右折する時や、17㎞過ぎに下り区間があるのでそこら辺はブレーキはかける)
 『ヒルクライムの上りだけじゃなくて下りもあるロードレースで(またはロングライド等で)走るので下りで楽に走って体力を回復させたい、下りでアタックしてタイム稼ぎたい』って状況で走るならディスクかと。
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 『(このメーカーの)このモデルが乗りたい!』って決めてるならそれがリムブレーキでもディスクでも構わずいっていいと思う。行けばわかるさだけど、リムブレーキかディスクかで迷ってる人なら『自分はその車体を買ったら何処をどんなふうに走るのか』を考えて。
  
 現状だとリムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様の両方を出してるメーカーもありますが、『ヒルクライムレースメインでタイム出す(他の人と競る)のを目標にしたい』ってなら軽量化の沼にどっぷり浸かってしまい抜け出せなくなると最終的には『1g削るに○○千円かけました。インナーワイヤーのエンドキャップを使わず0.3g軽量化』等の言葉が普通に出るようになります。その場合にはディスクブレーキシステムは重量物以外の何物でもありません。(というか多分そこまで行く前にディスク車体を売り払ってリムブレーキ車体を再購入してるはず)
  
 『ヒルクライムレースだけじゃなくて、1台の車体で色々やりたい』ってなら登坂能力は落ちるのを覚悟でディスクもアリ。(それでも速い人は速いが…)
 自分も実際乗ってみて『山でもタイム出す走りじゃなきゃ上ることは出来る』ってのは色々実証済み。それに下り走行で指の第二関節までの力でブレーキコントロールできるのは楽。
 『ヒルクライムの練習ー』じゃなくて『上り下りのあるルートを走るー』ってならディスク車で多分行くよ。
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 販売サイド的にどうしてもディスクロードを広めたいならヒルクライムレースでなら『ディスクブレーキ クラス』を作るしかないのでは?最低重量を(例えば6.8㎏とかに)設定して、『それより軽いディスク車はリムブレーキ クラスで走って下さいねー。』ってするとかは必要だと思うけど…
 
 『下りではディスクブレーキの方がメリットが有る』からと言って、下りもあるロードレースにしちゃうとコースの確保も難しいし、下りで落車事故起きまくって『自転車自体が危ない物』と決めつけられる…かといって平坦基調のクリテリウムを新たに開催するとなると出来る場所(道)の確保が難しい…サーキットコースを借り切るだと開催場所が限られる…

 どうしてもこっち(ヒルクライムレース)寄りな意見になってしまうけど、ヒルクライムレースメインで走ってる人なら『ヒルクライムレース用の車体として、タイム出しに行くならリムブレーキとディスク、両方の仕様が有ったらどっち買う?』って聞かれたらやっぱ現状ならまだリムブレーキを選ぶでしょ。
 どこかがどこかに圧力かけてリムブレーキの車体やパーツを出さなくさせない限りはまだリムブレーキには乗れるしね。
 ヒルクライムっていう一つのジャンル、『上ったら終わり』って特殊な走行状況だからやっぱそうなるんじゃないかな。

 




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Posted by Billy Goat at 20:20│Comments(0)パーツ・小物ロード
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