ヒルクライムレース前日(受付)のお話

Billy Goat

2019年05月22日 23:32



ヒルクライムレースのレース前日(受付)
 
 ヒルクライムレースはほとんどが日曜日に開催の為、大抵前日の土曜日から受付が始まります。(土曜日と日曜日の2日間やるイベントも有ったりもしますが)
 「レース当日の受付は不可」というイベントも有ります。前日に現地入りが無理な場合は代理受付が可能な場合も有ります。『前日に受付に行く人に自分の分の参加証を渡しておき、受付をしてもらう』で済ませる事も出来ます。
●代理でも自分が受付にいく時でも参加証、(提出が必要なイベントでは)整備申告書等を忘れないように

 乗鞍スカイラインヒルクライムの受付会場(土曜日の昼頃)の様子。こっち側は受付と車検(乗鞍スカイライン ヒルクライムは現地で車検(有料)も出来ますが、現地では修理が不可な場合もあるので、事前に整備を)写真を撮ってる後ろ側には各店のブースが出てる。
 受付をしたら計測チップの動作確認をする場合もあります。



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 受付を済ませると大抵大きな袋を渡されるので、リュックを背負っていったが方が楽。
 受付会場には色々なブース(出店)が出ていて、掘り出し物が有ったりする(ウェアとかタイヤとか格安だったり)ので、お金(カード支払いが出来ないことが多いので現金で)を持って行った方がいいかも。
 ほかにも試乗車を出しているメーカーもあるので100万円~クラスの車体の試乗なんかも出来るので、乗りたい人はヘルメット、グローブ持参で。(べダルはフラットペダルだったり、ペダルを持っていけば換えてくれたり)試乗するのであれば事前に自分の乗っている車体のBBセンター~サドル座面(上面)までのポジション数値を覚えておきましょう。その数値をメーカースタッフの方に伝えれば試乗車のサドル高合わせがスムーズに行えます。

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 受付で渡される袋の中身は。。。
1・大会パンフレットや観光案内やお土産、タオルなどの参加賞
2・ウェアに付けるゼッケン1~2枚
3・ゼッケンを止めるための安全ピン
4・自転車用のゼッケン
5・荷札
6・タイム計測機       などです

 2から6の付属品については説明書も付いていますが、ここでも順に説明します。
●2のゼッケンは最近は耐水の紙で出来たゼッケンですが、レースによって後だったり横だったり取付場所や向きに指定がありますが、ウェアに●3の安全ピンで取り付けます。あまりピッタリ取り付けると紙製のため破れやすいので少し緩めに取付を。
・・・レースに出てると安全ピンが大量に溜まっていくので『安全ピン回収箱』みたいの有ると助かるかも・・・
●4の車体用のゼッケンはハンドルに取り付けるタイプのものが最近は多いです。(ロードレースみたいにシートポスト付近に付けるヤツがホントはカッコいいと思うんですが、やっぱり正面からゼッケンが確認しやすい為とコストか)
 ※車体用だけでなくヘルメットの前面に貼るシールタイプを使うレースも有ります。
●5の荷札ですが、レース当日のスタート前に防寒着等を入れたリュックなどを一つ預ける事が出来ます。そのリュックに自分のゼッケンNoと名前を書いた荷札を付けて『下山荷物預け所』に預け、レーススタッフの方がゴール地点まで運んでくれ、ゴール後の頂上で受取る事が出来るようになっています。※レースによってはゴール後直ぐに下山が始まらず、全員がゴールしてから下山開始になるレースもあります。その場合ゴールしてから3時間とか待機になるので防寒着等は有った方が良いと思います。
 
 乗鞍スカイライン ヒルクライムのゴール地点(畳平)の様子。スタート前に預けた荷物(ビニール袋に入ってる)がゼッケンごとに大体分けられていて、スタッフの人に『ゼッケン○○番ですー』と言えば探してくれます。8月でも畳平は15℃以下の気温の時もありますので…



●6のタイム計測機ですが、足首に巻くベロクロタイプとフロントフォークに取り付けるタイプが有ります。
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※レースに持っていくと便利なのが

○荷札に名前を書く為の油性マジックペン
○予備の安全ピン、タイラップ
○タイラップをカットする為のニッパー
○紙ゼッケンが破れた時に補修する用のセロハンテープ
※タイラップはフロントフォークに計測器を付ける時に受付の袋に入っていますが、付け直したりする時用
 この準備する時にやっといた方がいいのは、足首に巻くタイプの計測器の時は車体のトップチューブに忘れないように巻いておく。です。
 過去に2回見ましたが、レース当日に足首に巻き忘れて焦ってる人を見ています。一人はまだ時間が有ったので取りに行けたようですが、一人はスタート2分前だった為間に合わずタイムが計測できないのでDNS(DNS=Do Not Start  『レース出走せず』の棄権扱い。)となったようです。(その人はそのまま走ってましたが。。。自分ならヘコんでとても走れそうにない)

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 コースの試走ですが、≪禁止≫と案内書に書かれている場合と、暗黙の了解でグレーの場合があります。
 受付会場がスタート地点の場合が多いので、通過する時に会場入口での事故には注意。

 レース前日はまだレースの為の通行規制がされていません。地元の住人の方や、たまたま観光等で来ている方も道路を使ってます。止まらなきゃいけないところでは止まり、歩行者が居る所は速度を落とし、仲間と並走で走るなんてのは止めて下さい。

 例えばツール・ド・美ヶ原だと野球場前からスタートして直進し、信号を右折して温泉街を抜け激坂区間になりますが、『美鈴湖まで試走でタイムアタック』などのつもりで信号無視で突破や激坂区間が終わる所の美鈴湖線との交差点を一時停止せず右折とかやらないで。

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