2018年10月15日
シクロクロス乗り始めてみる? の2
さて、さて、さて、今回は車体の構成みたいなのを。
レースでの使用を前提としていて去年の飯山ではリタイヤ DNFしているので自分は『速く走る』より前に、まず『走りきる』を考えてる。
また、車体にまとわりつく位の泥の状況での走行を考えているので、砂やドライダートではこの先に出てくるような酷い状態にはならないかもしれません。
まずブレーキ、タイヤ。
『シクロクロスは見た目、ロードバイクに近い車体なんだから、普通のロードでも多少のダートは走れるんじゃないの?』
確かに毎年春先に行うプロロードレース、通称『北の地獄』パリ~ルーベでウエット路面にでもなった時には泥だらけのまさに地獄のようなコースをロードバイクで走っているので、走れるんじゃないか?
そう思っていた時期が俺にもありました…ってか、実際に泥の所を走ったんだけど!
フレームは700×35cのタイヤが履けるロングアームのキャリパーブレーキが付いている車体。
それに32Cのブロックタイヤを履かせてウエットダートの所(土がメインなコース)を走行したのがコレ。

タイヤとブレーキ本体のクリアランスがほとんどなく泥が詰まってブレーキも動かず、タイヤも回らなくて走行不能に。
『35C位のタイヤが履ける』とは言ってもそれは『ロードのタイヤが履ける』って話で、ダート用のブロックタイヤだとタイヤの縦(高さ)が高くなりフレーム、キャリパーブレーキ等とのクリアランスが狭くなる。
普通のロードでノーマルアームのキャリパーブレーキだと履けるタイヤがおそらく28C位のサイズが限界になる為、なおさらクリアランスが狭くなる。…のだけれど、最新のタイヤ事情はちょっと分からないけど、700×25Cとかの細いタイヤでダート向けのブロックタイヤってのが存在しないかも。シュワルベで『CX Pro シーエックスプロ』って細めのタイヤが有るけどそれでも30C。
それもあって前々回で『キャリパーブレーキのロードで走ってる人が居る!』と書いたのは『おそらく普段使ってるスリックタイヤでダートを走ってる』と思ったから。車で例えると、雪道をスタッドレスじゃなくて夏用タイヤで走ってるようなもん。ホイルスピンしてまともに走れないはず。単独で走ってる分にはその人が良ければそれでいいかもしれないが、申し訳ないがあえて言わせてもらうと、他の競技車も居る集団レースだとはっきり言って危険。
例えば冬の高速道路をあなたを含め他の人もスタッドレスで普通に走ってるところにノーマルタイヤで走っている車が1台だけ居て、その車が集団の目の前でいきなり滑って横向いたり、ホイルスピンして急減速したらどうなる思う?
自分も無理だと思ったので『やっぱ、ダート向けはダート走行する前提で作ってあるんだな。』と車体を替えた。
ブレーキシステムの主流はやはりディスクブレーキ。機械式か油圧式かというとやはり油圧式の方が良いと思う。
軽い力で効き、濡れた路面でも安定して効くし、路面が荒れててどうしてもハンドルを抑え気味に走る時でも指先の力だけでブレーキをかけられるので精神的にも落ちついて走れる。
また、冬の低温時に機械式ブレーキだと油圧式に比べてワイヤーやブレーキ本体が凍結する率が高い。平坦や上りを走っている時でも低温走行時はたまにブレーキはかけてブレーキが『効く』前に『動く』かは確認しながら走った方が安全。(油圧でも)
エントリー向けの車体だと機械式ブレーキの採用も多いので、機械式を油圧式に積み替えだとシフトレバー+ブレーキキャリパーでシマノの105 R7000シリーズでも定価で約¥60,000+バーテープ巻き直し(工賃別で)位の金額がかかる。
そして初期状態が8~10速だと105で11速になるので、純正のホイールがロード11速対応のフリーボディでないと11sのスプロケが取付出来ない。(11-34Tのシマノのロード11速のスプロケは10速フリーボディで使える。)これが出来るんなら全部10速フリー対応の11sスプロケを出してくださいよ…
レースでの使用を前提にいくならやはりコンポはシマノなら105~を積んでいる物が後々良いかも。
オークションなどでカンチブレーキやミニVブレーキのフレームなど比較的安く出ているが、それらを購入して『コレを後々ディスクブレーキに…』と思ってもフレーム側にディスクブレーキ台座が無いとF側はFフォーク交換、Rはディスク化が出来ないので注意。(ステーを作ってフレームに穴あけしてボルトで取付とか無謀な改造はしないでください。ネットで見たが…)
シフトについて
シフトワイヤー(ブレーキアウターも)はフレーム内蔵の方が良いかと思う。『外通しの方がメンテナンス性が~』とは言われてはいるけど、そこまで差は無いと思う。ブレーキもシフトワイヤーも部分的に交換するって事が無く、ワイヤー交換の時は中外一式交換なので整備してても大して差が無いかな?
ワイヤーが外通しになっていると、冬の極寒時(およそマイナス5℃以下)の雪道走行をしているとこんな感じにダウンチューブに雪がついてしまう。

こうなってしまうとダウンチューブ下にシフトインナーワイヤーがむき出しで通っていると凍結してしまう。BB下でも。凍結状態のワイヤーを無理に動かしていると、シフトレバーのギア機構が壊れたり、インナーワイヤーが切れてしまう事が有るので。なのでワイヤー類はフルアウター化して凍結防止を。お金が有れば電動化して下さい。
また、フロントシフトワイヤーもフレーム下側から(BBの方、フレームの下側を通ってフロントディレイラーにつながる物 『ダウンルート』)通っているものだとこの後説明するBB裏の泥詰まりに関係する。(思いつくところでBSのアンカーCXシリーズは泥詰まりを回避するために上から通しているという車種もある 『トップルート』)
それもあったり、チェーンリング部でのチェーン落ちもあったりでシクロクロスはチェーンリングはシングルになっている車種が多くなってきている。
完成車販売でスラムをメインコンポにしているレース向けのだとフロント40Tのナローワイドチェーンリング(チェーンリングの歯が広い、狭いと交互になっていてチェーンの広い狭いと隙間なく噛み合うため外れにくくなっている)を採用している物が多い。外れにくいとはいってもチェーンデバイスは追加で付けた方がいいと思う。
リアスプロケは最大ローギアが32~42T、トップギア11か10Tとかなりなワイドギアになっているけど『ワイドすぎてスプロケ側でチェーンが外れやすいんじゃないのかな?』とは思ったけどマウンテンだと最大ロー50T超えてんだね…それでも大丈夫なのか。
シマノをメインコンポにしている完成車だと46-36Tのフロントダブルが多いはず。と、いうかこれはシマノのラインナップにフロントシングルチェーンリング(クランクセット)が無く、左(前用)シフトレバーでシングル用も無いため(メトレア?何ソレ?)フロントダブルにしてるからかと。(これから出してくるかもだけど、完全にスラムに遅れてるな…)
また、エントリー向け車体だと『レースだけの使用ではなく一般道走行もする』という前提の為かフロントダブルを採用しているのかも。フロントダブルだとインナーギアに入れて走行していれば外側にチェーンは落ちづらいが内側には落ちやすいと思う。また、泥掃け性能はシングルに比べてやっぱり悪い。
ダート走行無しで一般道走行目的でフロントシングル車を買ってしまうと、普通の50~52Tのロードバイクに比べてフロントギアが小さくなる為、最高速は出しづらくなるので。
泥詰まり対策。BB裏とブレーキ付近。
ここが泥走行だと重要だと思う。
カーボンフレームだと(この写真はヒルクライム用の車体のなのでフレームとタイヤのクリアランスが狭いけど参考までに)BB裏は滑らかに成型されているのでひっかかりが少ないけど

金属系フレームだとBB裏に補強、センタースタンド、フェンダーを取り付ける前提の為の『チェーンステーブリッジ』と呼ばれる棒状のパイプが溶接されていることが多い。(矢印の)

これが有ってフロントシフトワイヤーも有ると泥がここに溜まりやすくなり最悪こうなる。

長く伸びた芝と粘土質の土が混ざってシフトワイヤーに絡みついて簡単に取れず、泥詰まりでタイヤが回らない。去年の飯山ステージはこれで途中リタイヤ。(この車体のGTは棒のブリッジだけでなくガゼット(板)補強もあるので尚更泥が溜まりやすい。この飯山のレース後にフロントシングル化してこの部分もちょっと加工したけど)
あとBB裏、チェーンステーとタイヤのサイドクリアランスも重要。
写真の赤マル部、泥などが激しいと黒い塗装が剥がれてフレーム素材のアルミ地がむき出しになる位削れる。

これがカーボンフレームだったら?クラック(ヒビ割れ)が入るかも
また、Rブレーキ付近もクリアランスが狭くなる。
この写真はRブレーキを真後ろから撮ったもの。この車体はブレーキキャリパーの固定方式が現在主流のフラットマウントではなくポストマウントだけれでも、ブレーキディスクとフレームの取付台座のクリアランスが狭くなる。

ホイールを外して内側から。ここもフレームの塗装が削れてアルミ地が出てる。

泥コースメインで走る車体の場合は要注意。
シートポストの出し量。
これはシクロクロスに限らず他の車体でもフレームサイズを選ぶ時の話になるんだけど、『長距離を走ったりするときにサドル下にサドルバッグを付けたい』というつもりならここも考慮して。シクロクロス(レース向け車体)ではなくて『ダートロード』や『グラベルロード』等のジャンルで出してる車種でトップチューブのスローピングを強めたフレーム設計にしてシートポスト出し量を最初から増やしてる車種もあったりする。
パンク修理キット、スペアチューブなどの少量を入れるためのバッグならそこまで出し量は無くても良いが

縦長のバッグや容量10ℓ~なんて大型のバッグを付ける場合はある程度のシートポスト出し量がないと取付できない。
こんな感じの。


また、シートポストにリアリフレクターが付いている車種でサドルバッグを付けたらリフレクターが隠れてしまい後ろから見えないって場合は移設が必要になる。夜走る場合は赤で反射するか光るかの物が付いていないと違反。無いと夜間時に後ろからの発見がかなり遅れるので後ろから追突される事故率がアップ。後ろから追突するのも悪いけど、そもそもの原因は『リフレクターが見えないから』だからね。
自分が次の候補にしてる車体は『コンポは今使ってるものを積み替えてフロントシングル仕様なので純正コンポは考えず。アルミフレームでワイヤー内蔵式でBB裏にブリッジが無い物』で探してる。
メジャー海外メーカーの完成車で2車種、そこまでメジャーじゃない海外メーカーのフレームセットで1車種が今のところ有るけどやっぱり選択肢が少ない。『ブリッジが無い物』というのがやっぱり少なく、ネットなどで画像を見ていてもBB裏を写してる画像が少ないのよ。。。
今月中に行けたらシーズン最後の乗鞍上ろうか考え中(畳平の気温は0℃近いらしいが)…
そういや、ニップル来ないなぁ。。。
レースでの使用を前提としていて去年の飯山ではリタイヤ DNFしているので自分は『速く走る』より前に、まず『走りきる』を考えてる。
また、車体にまとわりつく位の泥の状況での走行を考えているので、砂やドライダートではこの先に出てくるような酷い状態にはならないかもしれません。
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まずブレーキ、タイヤ。
『シクロクロスは見た目、ロードバイクに近い車体なんだから、普通のロードでも多少のダートは走れるんじゃないの?』
確かに毎年春先に行うプロロードレース、通称『北の地獄』パリ~ルーベでウエット路面にでもなった時には泥だらけのまさに地獄のようなコースをロードバイクで走っているので、走れるんじゃないか?
そう思っていた時期が俺にもありました…ってか、実際に泥の所を走ったんだけど!
フレームは700×35cのタイヤが履けるロングアームのキャリパーブレーキが付いている車体。
それに32Cのブロックタイヤを履かせてウエットダートの所(土がメインなコース)を走行したのがコレ。
タイヤとブレーキ本体のクリアランスがほとんどなく泥が詰まってブレーキも動かず、タイヤも回らなくて走行不能に。
『35C位のタイヤが履ける』とは言ってもそれは『ロードのタイヤが履ける』って話で、ダート用のブロックタイヤだとタイヤの縦(高さ)が高くなりフレーム、キャリパーブレーキ等とのクリアランスが狭くなる。
普通のロードでノーマルアームのキャリパーブレーキだと履けるタイヤがおそらく28C位のサイズが限界になる為、なおさらクリアランスが狭くなる。…のだけれど、最新のタイヤ事情はちょっと分からないけど、700×25Cとかの細いタイヤでダート向けのブロックタイヤってのが存在しないかも。シュワルベで『CX Pro シーエックスプロ』って細めのタイヤが有るけどそれでも30C。
それもあって前々回で『キャリパーブレーキのロードで走ってる人が居る!』と書いたのは『おそらく普段使ってるスリックタイヤでダートを走ってる』と思ったから。車で例えると、雪道をスタッドレスじゃなくて夏用タイヤで走ってるようなもん。ホイルスピンしてまともに走れないはず。単独で走ってる分にはその人が良ければそれでいいかもしれないが、申し訳ないがあえて言わせてもらうと、他の競技車も居る集団レースだとはっきり言って危険。
例えば冬の高速道路をあなたを含め他の人もスタッドレスで普通に走ってるところにノーマルタイヤで走っている車が1台だけ居て、その車が集団の目の前でいきなり滑って横向いたり、ホイルスピンして急減速したらどうなる思う?
自分も無理だと思ったので『やっぱ、ダート向けはダート走行する前提で作ってあるんだな。』と車体を替えた。
ブレーキシステムの主流はやはりディスクブレーキ。機械式か油圧式かというとやはり油圧式の方が良いと思う。
軽い力で効き、濡れた路面でも安定して効くし、路面が荒れててどうしてもハンドルを抑え気味に走る時でも指先の力だけでブレーキをかけられるので精神的にも落ちついて走れる。
また、冬の低温時に機械式ブレーキだと油圧式に比べてワイヤーやブレーキ本体が凍結する率が高い。平坦や上りを走っている時でも低温走行時はたまにブレーキはかけてブレーキが『効く』前に『動く』かは確認しながら走った方が安全。(油圧でも)
エントリー向けの車体だと機械式ブレーキの採用も多いので、機械式を油圧式に積み替えだとシフトレバー+ブレーキキャリパーでシマノの105 R7000シリーズでも定価で約¥60,000+バーテープ巻き直し(工賃別で)位の金額がかかる。
そして初期状態が8~10速だと105で11速になるので、純正のホイールがロード11速対応のフリーボディでないと11sのスプロケが取付出来ない。(11-34Tのシマノのロード11速のスプロケは10速フリーボディで使える。)これが出来るんなら全部10速フリー対応の11sスプロケを出してくださいよ…
レースでの使用を前提にいくならやはりコンポはシマノなら105~を積んでいる物が後々良いかも。
オークションなどでカンチブレーキやミニVブレーキのフレームなど比較的安く出ているが、それらを購入して『コレを後々ディスクブレーキに…』と思ってもフレーム側にディスクブレーキ台座が無いとF側はFフォーク交換、Rはディスク化が出来ないので注意。(ステーを作ってフレームに穴あけしてボルトで取付とか無謀な改造はしないでください。ネットで見たが…)
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シフトについて
シフトワイヤー(ブレーキアウターも)はフレーム内蔵の方が良いかと思う。『外通しの方がメンテナンス性が~』とは言われてはいるけど、そこまで差は無いと思う。ブレーキもシフトワイヤーも部分的に交換するって事が無く、ワイヤー交換の時は中外一式交換なので整備してても大して差が無いかな?
ワイヤーが外通しになっていると、冬の極寒時(およそマイナス5℃以下)の雪道走行をしているとこんな感じにダウンチューブに雪がついてしまう。

こうなってしまうとダウンチューブ下にシフトインナーワイヤーがむき出しで通っていると凍結してしまう。BB下でも。凍結状態のワイヤーを無理に動かしていると、シフトレバーのギア機構が壊れたり、インナーワイヤーが切れてしまう事が有るので。なのでワイヤー類はフルアウター化して凍結防止を。お金が有れば電動化して下さい。
また、フロントシフトワイヤーもフレーム下側から(BBの方、フレームの下側を通ってフロントディレイラーにつながる物 『ダウンルート』)通っているものだとこの後説明するBB裏の泥詰まりに関係する。(思いつくところでBSのアンカーCXシリーズは泥詰まりを回避するために上から通しているという車種もある 『トップルート』)
それもあったり、チェーンリング部でのチェーン落ちもあったりでシクロクロスはチェーンリングはシングルになっている車種が多くなってきている。
完成車販売でスラムをメインコンポにしているレース向けのだとフロント40Tのナローワイドチェーンリング(チェーンリングの歯が広い、狭いと交互になっていてチェーンの広い狭いと隙間なく噛み合うため外れにくくなっている)を採用している物が多い。外れにくいとはいってもチェーンデバイスは追加で付けた方がいいと思う。
リアスプロケは最大ローギアが32~42T、トップギア11か10Tとかなりなワイドギアになっているけど『ワイドすぎてスプロケ側でチェーンが外れやすいんじゃないのかな?』とは思ったけどマウンテンだと最大ロー50T超えてんだね…それでも大丈夫なのか。
シマノをメインコンポにしている完成車だと46-36Tのフロントダブルが多いはず。と、いうかこれはシマノのラインナップにフロントシングルチェーンリング(クランクセット)が無く、左(前用)シフトレバーでシングル用も無いため(メトレア?何ソレ?)フロントダブルにしてるからかと。(これから出してくるかもだけど、完全にスラムに遅れてるな…)
また、エントリー向け車体だと『レースだけの使用ではなく一般道走行もする』という前提の為かフロントダブルを採用しているのかも。フロントダブルだとインナーギアに入れて走行していれば外側にチェーンは落ちづらいが内側には落ちやすいと思う。また、泥掃け性能はシングルに比べてやっぱり悪い。
ダート走行無しで一般道走行目的でフロントシングル車を買ってしまうと、普通の50~52Tのロードバイクに比べてフロントギアが小さくなる為、最高速は出しづらくなるので。
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泥詰まり対策。BB裏とブレーキ付近。
ここが泥走行だと重要だと思う。
カーボンフレームだと(この写真はヒルクライム用の車体のなのでフレームとタイヤのクリアランスが狭いけど参考までに)BB裏は滑らかに成型されているのでひっかかりが少ないけど
金属系フレームだとBB裏に補強、センタースタンド、フェンダーを取り付ける前提の為の『チェーンステーブリッジ』と呼ばれる棒状のパイプが溶接されていることが多い。(矢印の)

これが有ってフロントシフトワイヤーも有ると泥がここに溜まりやすくなり最悪こうなる。
長く伸びた芝と粘土質の土が混ざってシフトワイヤーに絡みついて簡単に取れず、泥詰まりでタイヤが回らない。去年の飯山ステージはこれで途中リタイヤ。(この車体のGTは棒のブリッジだけでなくガゼット(板)補強もあるので尚更泥が溜まりやすい。この飯山のレース後にフロントシングル化してこの部分もちょっと加工したけど)
あとBB裏、チェーンステーとタイヤのサイドクリアランスも重要。
写真の赤マル部、泥などが激しいと黒い塗装が剥がれてフレーム素材のアルミ地がむき出しになる位削れる。

これがカーボンフレームだったら?クラック(ヒビ割れ)が入るかも
また、Rブレーキ付近もクリアランスが狭くなる。
この写真はRブレーキを真後ろから撮ったもの。この車体はブレーキキャリパーの固定方式が現在主流のフラットマウントではなくポストマウントだけれでも、ブレーキディスクとフレームの取付台座のクリアランスが狭くなる。

ホイールを外して内側から。ここもフレームの塗装が削れてアルミ地が出てる。

泥コースメインで走る車体の場合は要注意。
---------------
シートポストの出し量。
これはシクロクロスに限らず他の車体でもフレームサイズを選ぶ時の話になるんだけど、『長距離を走ったりするときにサドル下にサドルバッグを付けたい』というつもりならここも考慮して。シクロクロス(レース向け車体)ではなくて『ダートロード』や『グラベルロード』等のジャンルで出してる車種でトップチューブのスローピングを強めたフレーム設計にしてシートポスト出し量を最初から増やしてる車種もあったりする。
パンク修理キット、スペアチューブなどの少量を入れるためのバッグならそこまで出し量は無くても良いが
縦長のバッグや容量10ℓ~なんて大型のバッグを付ける場合はある程度のシートポスト出し量がないと取付できない。
こんな感じの。

また、シートポストにリアリフレクターが付いている車種でサドルバッグを付けたらリフレクターが隠れてしまい後ろから見えないって場合は移設が必要になる。夜走る場合は赤で反射するか光るかの物が付いていないと違反。無いと夜間時に後ろからの発見がかなり遅れるので後ろから追突される事故率がアップ。後ろから追突するのも悪いけど、そもそもの原因は『リフレクターが見えないから』だからね。
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自分が次の候補にしてる車体は『コンポは今使ってるものを積み替えてフロントシングル仕様なので純正コンポは考えず。アルミフレームでワイヤー内蔵式でBB裏にブリッジが無い物』で探してる。
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そういや、ニップル来ないなぁ。。。
タグ :シクロクロス
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