2019年03月05日
終わったので保管を
申告とロードのシーズンイン準備が終わった所で、スノースクートのシーズンも(自分は)終わったので少しバラして保管することに。(前回のバーテープ巻きの続きで作業してた)
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自分はスノースクート初心者なのだけれども、『構造的にこうやっといた方が良いよなぁ』と自分が思うという感じで…
まず、スノースクートにも全体をすっぽり覆ってしまうカバー(輪行袋みたいなの)があって、それに入れて保管(もしくは保管するためではなくてホントに輪行袋みたいに移動中だけで使うものかもしれないが)…なんだけど、フレームとボードはバラして保管した方が良いと思う。
ちょっと前にボードの取付位置のポジション変更を行ったが、フレームとボードを接続してる10㎜のナットを外すとボード上にブッシュが付いている状態になるけど(初期状態では写真の『非貫通ブッシュ』ではなく、ウレタンスポンジシートが間に入っている物も有る模様。)
このブッシュを付けたままにしてると固着してしまうようです。
水分で錆が発生する事とブッシュとボードの間に調整用の透明なウレタンのスペーサー(形状的には丸いワッシャーと同じ物)が入っているけど、そのスペーサーが張り付いてしまいブッシュがどうにも外せないという事態に。
プラスチックのヘラを合わせ目に入れ、潤滑油を入れてなんとか外せた。(※初回だけは大変だったが、それ以後は対策してるので問題無し)
ブッシュを外した状態。穴位置は3ヶ所あり、ブッシュ取付位置を変更することで車体の動き、ハンドリングの調整が出来る。
(この写真以前に作業はしてるんだけど)ボードに埋め込んであるナットのネジ山修正と錆落としのためにタップを立てて…と思ったけど、ナット穴が浅すぎて先の尖ったタップでは上手く立てられない…
ので仕方ないのでグラインダーで先をカットして使う。(※先の尖っていないタップも当然あります。カットするのは正しいやり方ではありません)
で、タップ立てて修正してやる!
タップ立て終わったら切り粉をエアで飛ばし…
ナット穴にグリスを詰め保管中に錆びるのを防止。
一応テープも貼ってグリスが流れるのを防止してボードは保管。(ワックス作業も済み)
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フレームの方はやはり自転車に近い。(片付けると決めてからは日当たりの良い所に置いてフレーム内部の水分を乾かしてた。)
このフレームはエントリーモデルということで、ステムの固定方式は自転車の一般車と同様に臼(ウス)式で固定されている。上のグレードだとアヘッドタイプが主流のよう。ステムトップのボルトを緩めてハンドルを外す…
外してみるとステムシャフト径が一般車で多いφ22.2㎜ではなくφ21.1㎜だった。どうやら『旧BMX規格』というサイズらしい。

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ヘッドセットも外す。この辺も一般車と同じ構造。袋ナットとロックリングを外してやるとヘッドのリテーナーが出てくる。
エントリーモデルな為、シールの無いむき出しのリテーナーなので放置してると錆びやすい。道路を走る自転車と違って雪の上を滑ってるので余計に水分が入り錆びやすいはず。(分かってたのでちょこちょこチェックしてグリスは詰めてた)上のグレードだとやはりスポーツ自転車のようにカートリッジのシールドベアリングを使ってる模様。
錆やレースへの打痕はないのでバラした状態で保管に。フレーム側(ヘッドパイプ)にはレースにグリスを塗って保管中のホコリ汚れが付かないようにビニール袋で覆っておく。
ステップストラップのボルトも一度外してグリス塗って再度締め付け(仮止めで)
とりあえずここまでやって冬眠…じゃなくて夏眠か。次の冬まで休んでくれ。
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自転車競技の方の話で、2021年から始まるという『JBCF新リーグ構想』。超部分的に言うと『低年齢層から誰でも自転車競技を始められるように入り口を広くして、上のカテゴリーを目指して、最終的にグランツールで出るだけでなく、勝てる日本人選手を!』という感じだけれども、自分は期待してる。
自分は自転車競技を始めたのは数年前で、それまでオートバイの方を乗っていたが、バイクでも車でも『競技として上を目指してモータースポーツ(サーキット走行メインで)をやると天井知らずで金がかかる』のでやらなかった。
サーキットコース専用の車体を造って、移動もキャリアカーをレンタル(バイクならハイエースなどのワンボ)、サーキットまでの交通費、サーキット走行代等、今ほど手軽(でもないが)には出来なかった。
それが自転車だと保安部品は必要だけど、(ヒルクライム)レースに出る車体のままサーキット等のクローズドコースに行かなくても公道で練習できる。という手軽さ(周りが山で囲まれてる長野だからというのもある)、年齢に関係なく競技として始められる。という入り口の大きさがあったので自分は競技を始めた。 ヒルクライムレースというジャンルで言っても自分はレースに出るまで『長野県じゃこんなに色んな所でレースやってるんだ』と最初は思った。(なんせ数年前までホントに自転車の事は知らなかったから。)ヒルクライムに限らず自転車競技が身近なスポーツだということを知らなかった。
そういうことをもっと『これから始めてみたい。自分でも始められるのか?』と思っている人に広めてもらいたい。(あ、一応ここもそういうつもりではあります)
『どの人にレースで勝てるレーサーとしての素質が在るのか』は解らないので、早い時期(低年齢)から本人が興味もって競技として始めて才能(という言葉だけで括りたくないが)を開花させてくれれば…と思う。(最初から自転車競技一本じゃない場合もあるけど。新城選手みたいに)但し、現在でもジュニアカテゴリーのレギュレーションでギア比制限とかあるので、若いうちに体を壊すなんて無理はしないように。
だけど、いつか見たい。『日本人選手が各グランツールの最終ステージ、ローマでピンクの、パリでイエローの、マドリードでレッドのリーダージャージを着て走ってるのを。』乗ってる車体が日本メーカーだったなら尚更。
難しいが、不可能ではない。と思ってる。1993年のWGP250クラスをリアルタイムで見てたから。