2019年シーズンの自転車レースはこの前の清里で自分は終わったので、春のヒルクライムレースシーズンIN(レースに出るのは5月から)までお休みに。
 それまでスキー(スノースクート)をやりたいが、どうにもこの前の雨でスキー場の雪も溶けちゃってるな…栂池の前売り1日リフト券が無駄にならないか少し心配になってきたよ…
 ホント今年は天気予報みてても『雪を降らせる日本海側のすじ状の雲がー』って言葉を聞かないな。今週辺りは長続きはしないが雪は降りそうだってことなので降雪に期待。
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 さて、さて、さて、先日の『シクロクロスミーティング 第8戦 清里 丘の公園ラウンド』のメカトラっていうかなんと言うか。。。

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 レース1周目の1回目のピット横通過後のキャンバー+坂区間で木の根っ子か何かでちょっとリアが跳ねてその後ペダルを踏みこんだら後輪がロックして回らなくなってストップ。
 
 『チェーンが(クランクがロックしちゃって回らないので)スプロケとスポークの間に落ちて噛みこんだ!?』とスプロケを見るけどチェーンは落ちてない。チェーンリング部でも落ちてない。『???何でロックしてんの??』ブレーキレバーも普通に握れるのでブレーキトラブルでもない。(感じ的には明らかチェーンが噛みこんでる感触だけど、一応)

 そしたら横に居た観客の人が『(リアディレイラーのガイド)プーリーがスプロケに当たってるよ!ハンガーか本体逝ってるかも』と教えてくれたので、とりあえずシフトアップしてシフトワイヤーのテンション抜いて手でディレイラーをトップギヤ側に動かそうと思ったけど動かない!
 『またディレイラーやっちゃった??コレは走行出来んかも…』と思ったけどパッと見、ハンガーも曲がってない。 

『?どないなっとんねん??』←これほどこの時の心の声を表現するのに適した言葉はない。

後から状況を再現するとこんな感じ。
赤丸のガイドプーリー部が完全にスプロケにくっついててロックしてる 


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謎が解けます?
(あまり下まで画面をスクロールさせると答えが直ぐ分かっちゃいます)


上 〇の状態(ちゃんとガイドプーリーとスプロケにはスキマが有ります)
下 ✕の状態(プーリーとスプロケが完全に当たってます)



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 分かった方は『なにやってんのw』と思ったのでは。
 原因はホイール(クイックシャフト)が外れてきてた。でした。


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 コレに気付いた時には『あっ!!』と直ぐに思い当たる節があった。

 ただ単に締め付けが弱かった。って事は無く(結果的には締め付けが弱かったって事になるが)レース前の試走の後、本番用のホイールに交換したけど、そこでクイックを締め付ける時に『なんかクイックレバーがヤマを乗り越える時と乗り越えた後の締め付け力の差が激しいな?』とは思っていた。それでもいつも位の強さでは締めたつもりだったが…
 
 おそらくクイックのベースになる凹んでいる樹脂部分の摩耗が原因だったのかも。
 シクロクロスだとホイールの履き替え、車体から外して清掃とか頻繁にやるし、走行時もクイック部に砂など付着して擦れて摩耗したのかも。

 
見た目では分からず手の感触のみの話になるけど
ベースの黒い樹脂部分が擦れて締め付け力が落ちてきていた。


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 これのためコース上で1分強ストップしてた。その後はなんのトラブルもなく転倒も無く全部乗車で走れはしていたが、焦り過ぎて脚を使い過ぎ、3周目の同じ場所(上り3連の所)で左ふくらはぎがピキッとしだす。しかしその後は下り基調なストレート気味になって休めるので脚を伸ばしてなんとか延命。急勾配部は降りて通過。
 だけど次の周には右ふくらはぎと左うちももまでピキピキきてしまい『ひぎぃ!!』となって終了ー。

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 旧規格のクイックだったから起きたことで、今どきのディスク車はスルーアクスルなので起きないかもしれないが、定期的に締め付け力に差が出てきたら交換しましょうね。
 『ゆるくなってきたから』と無理矢理強い力で締め付けるとハブ内部にもよろしくない。。。
 あ、ついでにディレイラーハンガーを固定してる小さな皿トルクスやキャップボルトの緩みも時々チェックしましょう