今日は長野各地でレースイベントが開催されていましたが、天気が良く暑かったんじゃないでしょうか?お疲れさまでした。
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さて、さて、さて、ここから数回は以前書いたものをチョイっと修正を入れたりしてですが、これからヒルクライムレースに出てみようと思ってる人、初めて出る人向けにレース本番までの準備やレース当日どうすればいいか、などネタにしていきます。(イベントエントリーはしてある。という前提で進めます)
※もうレースに複数回出てる方には解りきった内容になると思います…
まず準備
○車体について
PCからエントリーした場合、イベントホームページに「車両規定」の項目が有る筈ですので、そこを確認してください。
※サイドスタンドは取り外す。が前提となります。普段の街乗り状態のまま出走している人が居ますが、はっきり言って危険です。
●転倒したままで先のとがったブレーキレバーやエンドバー。
●ワイヤーロックをハンドル付近やシートポストに巻きつけたままで出場 (ブレーキの引きずりやハンドルを切った時に引っかかる等)
※この2点は普段の街乗りでも危険なのでやらないで
当然ですが、『確実な整備がされている安全な車体』が出場の大前提です。超強調
(2019年の車坂峠ヒルクライムはこの記事を書いている時点ではもう終了してますが)車坂峠ヒルクライムだと参加案内書の中に『健康管理・自転車点検申告書』という書類が入っていて、自転車の各部が確実に整備されているかのチェック表をレース前日(もしくは当日)の受付の時に提出するようになっています。※イベントによっては「ショップで点検してもらって、ショップのストアスタンプが押してないと不可」というイベントも有ります。
また、レース2週間前には車体の整備はほぼ終わっている位の状態にして下さい。2週間前から整備し始めるでは遅いです。
※自分で整備、調整が出来て、練習も週に100km以上は余裕で走る。という人は別ですが、週末だけ練習できて、整備もお店で。という方は2、3週間の時間の余裕は必要かと思います。
○新品のパーツを付けたり、分解してグリスアップ等したら慣らし走行が必要です。
ワイヤー類を換えたら初期伸びがでますし、新品のタイヤは滑りやすい、ブレーキパッドは慣らしをしないと効かない、グリスアップしたばかりだと回転が重くなる、チェーン、スプロケ類は新品状態だと角が取れていなくて入りが悪い等々…
「明日レースなので前日に新品に換える」だと逆にタイムが遅くなる事も有りますよ。(新品パーツには保管時の錆防止のために過度にグリス付けてる物などもあるので)
目安的には2週間前にはほぼ整備を終わらせ、チェーンやスプロケ等の駆動系を換えたなら平坦路で良いので過度に力を入れずに踏んでゆっくり変速を繰り返し、全てのギヤにスムーズに入るか。の慣らしでギアやチェーンの角(カド)を取る。ワイヤー類の初期伸びが無いかも確認。
ブレーキパッドを換えたなら(後ろに人が居ない所で)ブレーキを握る、放すの繰り返しでパッド表面を一皮剥く。タイヤも一皮剥く。
グリスアップをした個所も回す方向で馴染ませる。
チューブについては自分はパンクとかしていなくても毎年春前に交換していますが、(本番はチューブラー)あまりタイヤに入れっぱなしのチューブだとタイヤとチューブが張り付いて急に高圧かけて空気入れるとチューブ表面のゴムの剥がれてパンクするっていう事が起きますよ。
そして1週間前には微調整してとりあえず車体準備は終了かと。例えばチェーンを交換した場合、ここでもう一度チェーン清掃をすれば凄い切り粉(鉄粉)が出るはずです。
●次は服装と小物や「走る」以外にやっておいた方が良い練習をネタにしようと思います。