さて、さて、さて、ボチボチ細かなパーツが集まってきたのでTCXの組立をね。
TCX SLRは純正状態だとブレーキシステムがGIANTでは『コンダクト』システムってのを採用していて、『(STIの)ブレーキは機械式のワイヤーブレーキで、ステムの部分で機械式作動を油圧に変換する』というシステムのため、『ブレーキキャリパーは油圧式で効きを確保して、レバーはコストを抑えた機械式』という状態になっている。
ステムヘッド部の平たくなっている部分(ハンマーヘッド的な?)に横からブレーキワイヤーが入り、下向きに油圧ホースに変更されて出ている。
純正のケーブル取り回しはこんな感じ。
2018年モデルとなるのか、フロントギアがダブルのモデル。ダウンチューブ上から前後シフトワイヤーが2本フレームに入り、ダウンチューブ左横から後ブレーキホースが入る。
フロントギアがシングルになった2019年モデル。シフトワイヤーが1本になった以外は取り回しは変わってない感じ。
で、今回組み立ててるのはコンダクトシステムではなく、ノーマルステム。
今まで乗っていたGTからコンポは乗せ換えで、シフトレバーはST-RS685。純正の取り回しを参考にして仮組し始めたが、なんかイマイチしっくりこない。
●コンダクトシステムだとブレーキホースがステムの所で真下に出るため、普通のホースで取り回そうとするとステムの下でちょいホースを長めに余らせないと上手くいかない。
●そもそもの車体設計が『右ブレーキレバーで後ろブレーキ操作する』としている為か?ダウンチューブの(自分が乗車した状態で)左側にしかブレーキを通す穴が無い。日本人向けに多い『右ブレーキレバーが前ブレーキ、左が後ろブレーキ』の取り回しだと右にいっぱい切った状態で後ろホース長を決めると、逆の左に切った時にホースが余り気味に。
ほぼ全部黒いので(車体色がマットブラックな所にメーカーロゴまで黒っていう)何だかわかりにくい(『キャラが立ってないんだよ!』)けどこっち(左)側にしか穴が開いてない。右側にも穴が開いてれば良かったんだが。
まずこの二つ。
・・・とりあえずそっちをどうするか考えながら一番取り回しを決めやすい(右レバーで操作する場合の) 前ブレーキからやろうかと。
Fフォークにはタイラップでホースを束ねるための金具(輪っか)が有るのでそれに合わせてFフォークの後ろに添わせるようにしたが・・・
『?・・・左にハンドルを切るとかなりフレームに前ブレーキホースが当たるんだけど・・・』
普段走ってる時ならここまでハンドルを切ることは無いんだけれども、(キャリパーブレーキのロードなら右にいっぱいハンドル切ればブレーキアジャスターがフレームに当たったりもするが…)『それでもなー』って事で、Fフォークの前に添わせるように取り回し。
ホース前回しだと左いっぱいにハンドルを切ってもなんとか当たらず。
前ブレーキの取り回しが決まったんで、後ろシフトワイヤーはダウンチューブ上から入れるより本来ブレーキを通すフレーム横から通した方がケーブルの曲がりが緩やかなのでフレーム横から。シフトケーブルアジャスターも上の写真の位置のフレーム横に決定。
左レバーから出る後ろブレーキホースはヘッドパイプの右から通し、本来シフトワイヤーを通すダウンチューブ上からフレームに入れるに決定。
とりあえず決まり。(バーテープ巻くのは試走してみてからで)
左いっぱいにハンドル切った時でこんな感じ。これ以上ホース長を短くするとヘッドパイプの所に結構擦れる。
次回に続く・・・