さて、さて、さて、『競技としてのシクロクロスを始めるなら』って事で書いていきます。
 そもそもシクロクロスって競技ですが、ロードバイク的な車体で非舗装路メインの周回コースを初心者クラスで30分~トップクラスで1時間走る競技となります。
 比較的短い競技時間で、自分が走った後は他のクラスのレース観戦が出来たりするので勉強にもなります。

使用前


使用後

泥まみれになって何だかわからない。
他者だけでなく周回するたびに変わっていくコースとも戦うレース。みたいな


 感じ的には『レースに出る前提で車体を購入し、練習してレースに出場する』という方向で進めていくので、『通勤通学用でシクロクロス車体を乗る(もしくは車体選び)』、『レースには出ないけれどもダート走行をしたい』という方だとちょっと方向が違ってきます。

 『方向がちょっと違う』というのも、ここ最近で『ダートロード』というジャンルが広がってきたため、自分的に『シクロクロス』と『ダートロード』と分けて考えていきたいと思います。
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 車体の話から行きますが、『シクロクロスという競技』で話をしていくと、『競技』なので機材の方にもルールが存在します。
 例えばタイヤ幅。シクロクロスでは
 【タイヤ】
 シクロクロス競技におけるタイヤ幅は実測33mmを超えないことと規則で定められている。JCF登録必須のカテゴリーについてはこれに従うこと。

 と最大タイヤサイズが決められています。そのため『33㎜のタイヤが履けて、タイヤとフレームにクリアランスが有れば良い』のようなフレーム設計だったりします。
 (タイヤカタログを見てみるとシクロクロス用タイヤだとほとんどが700×32cとか700×33cのサイズしかないはず。)
 それがダートロードで『競技』という枠に縛られていないフレーム設計だと700Cと650B(27.5インチ)両方履けて、650B×2.1(約53㎜)の太いタイヤサイズまでOKとかあったりします。
 『太いタイヤが履けるようになっているフレームに細いタイヤ履けばタイヤとフレームのクリアランスが増えて泥が詰まりにくいじゃん』と思われるかもしれませんが、それをやるとBB後ろの設計が『縦のタイヤクリアランスをとるためにホイールベースを延ばさないといけない』『横幅が広くなるとチェーンリングとチェーンステイが接触するからQファクターを広くしないと…』等々複雑になってきます…
 
 そんな感じなので『レースで1時間持てばよくて、泥が詰まったりしたらスペアバイクに交換すればいい。短時間で全力疾走、ストップアンドゴーの繰り返し。快適性とかあまり考えない』短期決戦型シクロクロスフレームと『荷物とか積むためのキャリアを後付けして固定する用のダボ穴が有ったり、長距離旅行も出来るようにハンドル位置もアップポジションで楽な姿勢で、軽量化よりも丈夫さ、便利さの方を優先』って感じの急がないダートロードフレームみたいな?感じでそもそもの設計思想が違うようです。

 って長々書いていますが、シクロクロス車体でなくてもマウンテンバイクでも最初はシクロクロスレースに出れます。
 機材規定に【バイク】
 C1、C2、CJ、CL1、CM1 については、競技規則に則ったシクロクロスバイクで出走すること(MTBでの参加は不可)。
 CL2以下・CM2以下についてはシクロクロスバイクでの出走を強く推奨(*)とする。
 *スタート時の安全確保の点から、MTBなどフラットバータイプの車両はスタート位置を後方とする場合があるため、大会主催者の判断に従うこと。
 イベントによってはMTBファットタイヤなどに関して規制を設ける場合があるため、大会主催者の判断に従うこと。

 というように、上のクラスでは不可ですが、CL2以下・CM2以下のビギナークラスだとマウンテンバイクだったり、33㎜以上の太いタイヤを履いていても出走は出来ます。
 
 2019年スーパークロス野辺山にて。左前の人はフラットバーのマウンテンで走ってる

 けど、まぁ一回だけじゃなく長く続けるならせっかくなのでシクロクロス用のフレームでいきましょう。
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次回はフレーム素材、コンポの事を書きます




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 今朝は走り始めたけど山の方は雲が厚く雨が飛んできそうだったので390号のループ橋を超えるだけの短いコースに変更。
 
『桜 写日記 4/19 No. 6』

散り始め


 遠目から見た時に『赤くなってんな』と思ったが、昨日の雨、風で早くも散り始め…




 
   


Posted by Billy Goat at 21:42Comments(0)シクロクロス