さて、さて、さて、『シクロクロスを始めるなら』の5回目…えらい長くなってしまった…
車体の方でまとめにいきます。
メーカー名、モデル名も書きますが、すべてを把握してませんし、現物を見ているわけでもありません、乗ってもいません。そんなですが。
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フレームサイズは別のスポーツ車を乗っている方ならある程度自分の適性フレームサイズは把握しているかと思います。フレームに関しては、『ある程度乗って走らないと分らない(感じない)』というのが正直なところだと思いますので深く考えなくてもいいかも。と酷いことを言っときます。
だって、『肉体的(手足や胴体長)には(サイズが)合うフレームでも、そのフレームが自分の乗り方にも合うかは分からない』でしょ? 全く同じジオメトリのフレームが複数のメーカーからもし出てたとしても、フレームの部分的な肉厚なり材質(アルミなら番数)、接合方式なりで必ず違いはあるはずでしょう?(OEMでロゴ、ペイント、あとはほとんど同じ…みたいなのは置いといて。
ある程度は乗る側が車体に合わせないと…とは思います。その中で『自分にはこういう乗り方も出来るのか』と発見することもあるかもしれませんね。
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で、結局は『自分がやってきたことを勧める』というオチになり、エントリーな価格ではなくなってますが、『レースで使い、それで走りきれてレースでちゃんとリザルトを出せる車体構成』で考えています。
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一応、なんちゃってだけどクラス優勝もありましたよ?
信州シクロクロスミーティング 2019-2020シリーズ 開幕戦 白樺湖ステージにて
戦利品も頂きました。
(この戦利品(お酒)はいつもアドバイスをしてくれる先輩自転車乗りにお供えしました)
信州シクロクロスミーティング 2019-2020シリーズ 開幕戦 白樺湖ステージにて
戦利品も頂きました。
(この戦利品(お酒)はいつもアドバイスをしてくれる先輩自転車乗りにお供えしました)
ホントのエントリーモデルで金額も安い車体も有りますが『トラブルで走りきれずリタイヤ』、『どういう風に走るか(レースをするか)を考える余裕もない』そういう車体でレースに出ても面白くないでしょう? 実際、自分のシクロクロス初出場レースは泥詰まりでホイールが回らずリタイヤですしね…なので泥トラウマは有るかもしれません…
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●フレーム素材はアルミ
形状で考えると『ワイヤーは出来るだけフレーム内蔵かフルアウター化が出来、BB裏にブリッジが無く、前後φ12㎜のEスルーアクスル固定な車体』が良いかと。
だけど、走るコースが激しい泥コースでなければブリッジが有っても泥詰まりの問題は無いかもしれません。アルミフレームのエントリーモデルは各メーカーから出ていますが、形状に条件を付けるとかなり絞られてしまい、金額も高めになってしまいますが…それにシクロクロスは完成車販売が多く、フレームセット販売が少ない
●ブレーキは油圧ディスク
シクロクロスではドロップハンドルのブラケット持ち(上持ち)での走行がほとんどなのでブラケット持ちで連続フルブレーキングしてると機械式では正直、握力が無くなってきます…(ダート走行はしてませんが、TRPのHY/RDハイブリッドキャリパーを通勤仕様車で現在使っています。機械式に比べてタッチは固め、引きも軽くストロークも少ないので完全油圧には劣るけれど使えないことも無いと思う。インナーワイヤーを日泉ケーブルに換えれば尚良し)
ディスクローターはブレーキ熱によるフェード現象が発生して効かなくなるなんて事はシクロクロスレースではまず起きないので、サードパーティー製の物で冷却フィンとか無しの物でも指先1つで
正常な状態でもパッドがキュルキュル音鳴りすることもありますが、あんまり気にしない事…水場突破した後とかは大抵鳴ってますし。。。
●シフトは11速(シマノなら105以上のグレードを)
この部分(油圧ブレーキで11速)は金額がかかる所だけれど、やった方が良いと思う。
作動は機械式でも電動でも好みで。(電動だと金額がハネ上がりますが…)
●クランク、スプロケの組み合わせ(ギア比)はお好みで
フロントシングルならサードパーティー製のエントリーモデルクランクでもナローワイドチェーンリングと組み合わせれば変速トラブルは起きにくく、金額も抑えられるが(クランクの)重量的には不利。また、泥詰まり、メンテナンス性の点もフロントシングルはメリットになるけど、ワイドギアすぎると脚が疲れやすいかも… フロントシングルにするならナローワイドチェーンリングにしたとしてもチェーンデバイスは付けた方がいい。
●ハンドル、ステムはアルミで十分。
最初はおそらく散々コケますので『軽いから』でハンドルバーをカーボンにしちゃうとあっさり折れますよ?
●ホイールはアルミリムで問題無し
エントリーモデルで多く採用されているカップアンドコーン式の純正のホイールで、玉押しの所に水、砂が入ったりして乗りっぱなしノーメンテだと1年も持たずにハブ軸がガタガタになりますからね(ラジアルボールベアリングならノーメンテでOKって事でもないです)
●タイヤはチューブレスを
メーカー完成車ではチューブレスタイヤを採用しているのがほとんどになりましたが、チューブレスタイヤの取り扱い方、パンク修理、(もしもの時の)チューブ交換の知識と技術も
●ペダル、シューズはマウンテン用を
ホントに最初ならビンディングペダルじゃなくてフラットペダルで慣れるのも良いかも。(フラットペダルなら滑りにくいものを)また、泥でヌルヌルな斜面を自転車を担いで上るってのがあるのでシューズも滑りにくい物を。
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こんな感じで挙げてくと・・・
完成車なら
●TREK Crockett 5 Disc ¥229,000(税抜)
●GIANT TCX SLR 2 ¥190,000(税抜)
(TCXは機械式ブレーキレバーだけれど、ステム部で油圧ブレーキに変換(CONDUCTシステム)してる。シートポストがD型断面)
※現状(2020年4月)で両車ともコンポはSRAM、フレームセット販売は無し、カラーリングは1パターンのみ
フレームセットでなら
●ブリヂストン アンカーCX6 ¥120,000(税抜)
105ベースの完成車 ¥235,000(税抜)もあるけどブレーキは機械式、フロントチェーンリングはダブル。フレームセット重量も出てるが、どの状態の重量なのか不明。(自分が乗ってるTCXより若干(0.4㎏前後)重いかも。)
●KOGA COLMARO Disc ¥169,800(税別)
2018年より新しい情報が無い?『シクロクロス』ではなく『オールロード』として出てる。関心したのは自分が『チェーンステイとタイヤサイドのクリアランスに注意』と書いたけど、COLMARO Discは擦れそうな部分に溶接を盛って厚くしてある点。驚いた。
他にも有る(ワンバイエスの#805Zとか。電動だとケーブル内臓だけど、機械式シフトだと外通し)のだけれど、情報が更新されてなかったりなので…
どうしても『BB裏にブリッジが無いフレーム』ってのがあまり無いので挙げてる車体が少なくなります…その条件を外せば他にもあるんですが…(ケーブルはとりあえずフルアウター化してタイラップ止め。がまず思いつく手段か)
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もし、自分が次の車体に選ぶとしたら、(というか実際検討してる)(重量がちょっと気になる所だけれど)アンカーのフレームセットで手持ちパーツを使いバラ組するのを考えています。新型にモデルチェンジして一番自分の希望構成的なフレームになったし、カスタムカラーリングも出来るしね。
(もしかしたら全くの新規で始める時もバラ組で作ってもTREKとさほど変わらない金額でシマノの105メインで油圧ディスクでフロントシングルなら組めるかも。自分で組立、ホイールも自分で手組って条件だけど…)
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また、定期的にレースに参戦するなら練習用ホイールと本番用ホイールって感じでスペアホイールを用意するか、スペアスプロケとチェーンは有った方がいいので…
そういう装備品だったり練習方法など次回以降にしようかと。
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オマケ
ウサギ 写日記 4/30
今日は日中気温が高かったため、ウサギはエサを入れてるお皿が瀬戸物で冷えるからかお皿の上で休んでた。
お前さんたちにやってるエサのキャベツは今、超高級食材だからな?芯まで残さず食べるんだぞ。